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飲み放題の注文作業をなくし 料理、ドリンクの提供スピードUP、 接客時間増で客単価200円アップ!
株式会社ダイニング様(福井) きはちらくはち 大和田店
㈱ダイニングは、福井を拠点に居酒屋「きはちらくはち」など7ブランド22店を展開する外食企業だ。飲み放題を集客のフックとする「きはちらくはち」では、オーダーテイクの手間を省く目的でセルフオーダーシステムを導入するなど、ITによる作業効率化にも着手。以前は別会社のシステムを導入していたが、2017年より「メニウくん」に切り替えたその経緯と効果について、代表取締役社長の林明良氏に伺った。
居酒屋「きはちらくはち」を基幹ブランドに、イタリアンや焼肉店などを福井、富山、滋賀で計22店展開する㈱ダイニング。うち人口26万都市の福井・福井市だけで7店の「きはちらくはち」を出店しているが、1店あたりの月間集客数は2,500人を誇るほど、エリアマーケティングに長けた企業だ。
飲み放題のオーダーテイクを軽減
「きはちらくはち」は、炭火焼鳥、刺身の舟盛り、そして1時間500円飲み放題が3本柱。またお客さま目の前で〆鯖をバーナーで炙ったり、チーズをかけるといったライブ感を演出し、商品価値を高めている点も特徴だ。集客のフックとして17時から19時30分まで、1時間500円のアーリータイム飲み放題を実施。2時間飲み放題も含めた、飲み放題のオーダー率は80〜90%にまでおよぶ。
「お客さまのほとんどが飲み放題をご注文されるため、お客さまに呼ばれる回数が多いことが課題となっていました」と話すのは代表取締役社長の林 明良氏。こうしたオーダーテイクの手間をなくそうと、4年前にセルフオーダーシステムを導入。民生品タブレットを使ったシステムを使っていたが、メニュー写真が鮮明でなく、さらにタブレットの故障も多かった。「思った以上にシステムがうまく機能していませんでしたね。そこで『メニウくん』のタッチの反応の早さ、画面の美しさ、メニューの探しやすさなどに惹かれ、切り替えを決めたのです」(林氏)。
2017年2月より切り替えを開始、現在は「きはちらくはち」で3店「メニウくん」を導入する。
70坪100席の大箱ロードサイド店。カウンター席と個室で構成し、2階は大きな宴会を獲得する広間も用意(写真上)。平日はホール2人、週末は4人で稼働させるが「『メニウくん』がなければもう1人は必要」と林氏。
提供速度向上で客単価200円増
画面には飲み放題の残り時間が表示され、お客さまからわかりやすいと好評。またスタッフの客席への往来が減ったことで、おしぼりやお茶などのサービスに力を注げるようになった他、料理、ドリンクともに提供スピードが格段に向上した。
「うちは入店しているお客さまが最優先。そのため、今来て頂いているお客さまの満足度が下がるようであれば、新規入店を制限するようにしています。これまでは例え満席でなくてもスタッフの手が回らず、入店を制限することもありました。しかし提供スピードがアップしたことで、店がスムーズに回るようになり、新規入店の制限もずいぶんと減りましたね」と林氏は言う。
客単価にも大きな成果が表れ、導入していない店の客単価は2,800円なのに対し、導入店は3,000円まで伸張。オーダーテイクを「メニウくん」が担うことで、接客時間が増え、おすすめの商品を提案したりすることでさらに客単価アップという効果が生まれた。
お客さまにとって、飲み放題の時間制限は気になるところ。「メニウくん」には飲み放題の残り時間表示もあるためわかりやすく、安心して飲むことができると好評だ。
ひと目で見える商品カテゴリー
以前活用していたセルフオーダーシステムは、メニュー全体を1画面で把握することができなかった。一方で「メニウくん」はカテゴリーごとのボタンが常に表示されるため、メニュー構成がひと目でわかりやすい。紙のメニューブックと並行して「メニウくん」を活用することで、メニューブック内の商品を「メニウくん」でも探しやすく、お客さまのストレス軽減にもつながっている。
「導入の設備工事のために、お店を休業せざるを得ないとなると、収益ロスの可能性もあります。しかし導入の際の設置工事を、営業時間前に終えることができたのもよかったですね。また、当社の設備投資回収は5年を目処に計画しています。『メニウくん』は故障も少なく、10年以上は使えるので費用対効果も高いと思います」と林氏は話す。
2018年4月には、「メニウくん」を導入した大衆酒場業態「きはち屋」を富山駅前にオープン。1人あたりのオーダー数が多い大衆酒場でも、セルフオーダーシステムがサービス面、利益面での効果を発揮してくれると期待している。
メニューから選ぶより、カテゴリーから商品を探すお客さまも多いため、カテゴリーが常に見える画面は使い勝手がよい。
※ 掲載情報は取材時の情報です。
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